多磨全生園マップ

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多磨全生園とは

多磨全生園は、1909(明治42)年9月28日、公立療養所第一区全生病院(関東1府6県、及び新潟・愛知・静岡・山梨・長野の連合府県立療養所)として現在地に設立されました。1941(昭和16)年7月1日、国立に移管し国立療養所多磨全生園と名称を改めました。1947(昭和22)年には入所者数1221人を数えました。また1951(昭和26)年、全国国立癩療養所患者協議会(現 全療協)が結成された後は運動の基地支部の役割も果たして来ました。

立地について

設立時は武蔵野の雑木林が生い茂る東京府下の周縁の地でした。近隣に立ち並ぶ旧結核・精神疾患の病院施設とともに、有数の病院街を形成しました。その後駅ができ、道路が整備され、周囲が住宅化されたため、現在では市街地の中の療養所となっています。

園の特色について

全国の療養所中、東部5園の医療センターとして転園治療、人工透析、社会復帰者の外来診療の受入れなどを行っています。また自治会の緑化運動が実を結び、園内には緑があふれ、春には桜のトンネルが多くの近隣住民を呼びます。地元東村山市の身体障害者・患者団体との交流も盛んに行われています。現在では、豊かな緑と園内の史的建造物を地域に残す「人権の森構想」が展開されており、学校等からの見学、散策する人が増加しています。


※多磨全生園は国立療養所多磨全生園が管理しております。
多磨全生園の園内見学・散策を10名以上でご希望される場合は、事前に下記までご連絡下さい。
連絡先:多磨全生園庶務課
TEL:042-395-1101
受付時間:平日(月~金)8:30~17:00



National Hansen's Disease Museum




全生園の散歩道「人権の森と史蹟」めぐりより

 編集・発行:多磨全生園入所者自治会