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2018.07.28

2018年「ハンセン病と人権」夏期セミナーのご案内
※イベントは終了いたしました

【日 時】
2018年7月27日(金) 詳細なプログラム内容はこちらからダウンロードできます。(PDF:85.2 KB)

【場 所】
国立ハンセン病資料館(映像ホール、展示室など)

【対 象】
教員、教育委員会、人権担当者、社会教育委員など(※一般の方も受付ています)

【定 員】
50名(※お申し込み順)

【参加費】
無料

※資料館周辺に食事の施設はありません。昼食は、各自でご用意いただき、館内でおとりいただくことをおすすめいたします。
近隣にコンビニと多磨全生園内にレストラン「なごみ」があります。

【内 容】
語り部のお話、ハンセン病医学とハンセン病問題の歴史・政策に関する講義、資料館見学など

【主 催】
国立ハンセン病資料館(駐車場あります)
〒189-0002 東京都東村山市青葉町4-1-13

【お申込み】
定員に達しましたのでお申し込みを締め切らせていただきました。

※7月25日(木)は夏期セミナーにお申し込みいただいた方向けのオプションで13時半から15時まで多磨全生園見学ツアーを行います。

≪連絡先≫
国立ハンセン病資料館事業部社会啓発課(儀同ぎどうきん
TEL:042-396-2909 FAX:042-396-2981

 

2018年「ハンセン病と人権」夏期セミナー 開催報告

2018年「ハンセン病と人権」夏期セミナーは、7月27日(金)に開催しました。
「ハンセン病と人権」夏期セミナーは、当初(2015年)学校の先生方を対象にスタートしました。その後、一般の皆様からもこのようなセミナーを受けたいというお声をいただいて、2回目以降は一般の皆様にもご参加いただき、今年で4年目を迎えます。本日も猛暑のなかですが、日本全国(近隣地域から遠方は北海道、佐賀県、奈良県など)から大勢の皆様にご参加いただきまして、ありがとうございました。
夏期セミナーでは、ハンセン病問題を総合的かつ体系的に学び、授業などにも生かせるよう「ハンセン病を知っていますか・DVD上映」、「ハンセン病医学(-ハンセン病問題から学ぶこと-)・講義」、「ハンセン病と人権(人生に絶望はない-ハンセン病とともに70余年-)・語り部のお話」、「館長挨拶」、「ハンセン病問題の歴史と資料館のあゆみ・講義」、「資料館見学」などのプログラムを実施しました。
お客様からいただきましたご意見やご感想を紹介させていただきます。

 

  • 人の命や人権についてハンセン病を学ぶことを改めて考えることができました。ハンセン病患者の隔離政策がつい最近まで合法化されていたことに驚きと怒りを覚えました。逆境の中にあっても希望や夢を持ち続けて強く優しい平沢さんのお話も心に響きました。園内を散策して大きくなった木々に囲まれ、ここで生きてきた人たちの悲しみ苦しみ命の尊さを語りかけてくれたような気がします。また来たいです。(来館回数、はじめて)
  • 語り部さんが減ってきている中、このセミナーでたくさんのことを知ることができて本当に良かった。国の誤った政策はもちろんハンセン病のこと患者のことを知らなかった、知ろとしなかったことも大きな誤ちの一つなのではないかと思った。どんな格好をしていようがどんな病気や障害をもっていても「人」なんだという共通理解が大切だと改めて思った。今回の学びを通して次は私が周りに伝えるという行動をしていきたい。(来館回数、はじめて)
  • 来てよかったです。本やTVを通じて知っているつもりでしたが当事者の方々の話を直接きくことは本やTVでは得られない力強さがありました。特に平沢さんのお話を伺ってハンセン病への差別は人災だと思いました。病気以外に社会が病気なんだと思いました。人がこれだけのことを人にしたというのは「絶望」ですが平沢さんの話を聞いて、それでも希望はある、頑張ろうと思いました。ありがとうございました。(来館回数、2回目)
  • セミナー、語り部の会を含めて4回目の訪問になりますが何度訪れても同じようなことはなく新たなことを学び思いを深めています。教師としてだけでなく「ひと」としての生き方在り方を自分の中で問い直し自分自身を耕すかけがえのない機会となっています。心から感謝いたします。ありがとうございます。(来館回数、4回目)
  • 調布で8年程前に平沢さんのお話を伺って以来、平沢さんのファンでお話をまた直接聴くことができとてもよい一日を過ごすことができました。何度聴いても差別に対する人権無視の政策や私たちの意識の根深さに悔しさを感じつつ一方で平沢さんの愛に勇気をもらいます。私たちは平沢さんの話を聴いて今後はどのように生きていくのかということを考えていくことが大切なのだと改めて思いました。(来館回数、4回目)
  • 資料館は何度も見学させていただいていましたが詳しい話を聞いてみたくて参加させていただきました。レジュメや解説がわかりやすくハンセン病のことをもっと多くの方に知ってもらいたいと思いました。また平沢さんの力強い語りに心打たれました。儀同学芸員の「自分が気付かぬうちに差別をしている」という言葉を聞いて自分自身も知らぬ間にそうしているのだろうと改めて考えさせられました。(来館回数、8回目)
  • 「らいは治らない」としていたのは誰なのか?という成田館長の問いかけ。治るはずの病を不治とし感染症を遺伝病・伝染病と誤った認識を持ちつづけ嫌った社会、世間。正さなかった国、行政。どこで間違えたのか間違いに気づいた時に正そうとしなかったのはなぜなのかを検証しつづけることが必要だと感じました。今も新しい差別・偏見が生まれつづけているからこそ。自分は差別をする側にいるかもしれないと意識しなければ気づけないことが沢山あると思います。(来館回数、多数回目)

国立ハンセン病資料館

 


開校式

オリエンテーション

オリエンテーション

「ハンセン病を知っていますか」

-ハンセン病問題から学ぶこと-
「ハンセン病医学」

儀同政一
(当館社会啓発課参与)

ハンセン病と人権
(人生に絶望はない-ハンセン病とともに70余年-)

平澤保治
(当館運営委員・語り部のお話)

成田稔館長挨拶

成田稔館長挨拶

「ハンセン病問題の歴史と資料館のあゆみ」

金貴粉
(当館主任学芸員)

資料館見学の様子

資料館見学の様子

資料館見学の様子

資料館見学の様子

修了証書授与

修了証書授与

閉校式

閉校式