重要なお知らせ
2023.04.28
【追悼】 成田稔名誉館長のご逝去を悼んで
追悼
当資料館の成田稔名誉館長におかれましては、この令和5年4月9日、95年のご生涯を閉じられました。謹んで哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。
成田名誉館長は、昭和25年、東京大学医学部付属専門部をご卒業の後、昭和43年、国立療養所多磨全生園整形外科医長に就任され、同園副園長を経て、昭和60年に同園園長に就任されました。平成7年には日本らい学会(現:日本ハンセン病学会)の元会長として、学会として「らい予防法」反対の決議を出すのに尽力されました。平成5年に同園長を退官(名誉園長に就任)され、高松宮記念ハンセン病資料館運営委員長を経て、平成19年に国立となってリニューアル開館したハンセン病資料館の館長に就任されました。爾来、令和3年7月に館長を退官されるまで、ハンセン病専門医、そして多磨全生園園長等としての格別の知見等を踏まえて、国立ハンセン病資料館の業務等を軌道に乗せ、充実させるのに多大なご苦労をいただきました。
名誉館長に就任されてからも、大所高所から、当資料館の運営等についてご助言をいただきました。
改めて、生前の長年にわたるご貢献に深く感謝申し上げ、心からご冥福をお祈り申し上げます。
令和5年4月
国立ハンセン病資料館館長 内田博文
故・成田稔名誉館長