2017年5月6日

2017/05/06 ハンセン病の歴史人類遺産世界会議に参加しました

 岡山県瀬戸内市で4月22日から24日にかけて第5回ハンセン病の歴史人類遺産世界会議が開催されました。会場となった瀬戸内市保健福祉センターゆめとぴあ長船では22日、世界各国から参集したハンセン病回復者や専門家による発表が行われ、長島愛生園歴史館の田村主任学芸員と国立ハンセン病資料館の黒尾学芸部長も登壇しました。23日はペシャワール会の中村哲医師の講演や田村主任学芸員の司会で各国の回復者によるパネルディスカッションなどが行われました。中村哲医師はアフガニスタンで水路を造る人として有名ですが、そもそものきっかけがアフガニスタンにおけるハンセン病救済のためだったことは殆ど知られていません。回復者によるパネルディスカッションでは、各国のハンセン病に対する偏見や歴史に関する現状と課題、将来への希望などが報告されました。中締めの挨拶に登壇した邑久光明園入所者自治会の屋会長が同園の「こみょたん」を紹介する一幕もあり和やかな雰囲気に包まれました。また、会場内には各国の療養所を紹介するパネル展示もあり多くの来場者が詰めかけて盛況でした。

会場となった「ゆめとぴあ長船」

会場入口

発表する長島愛生園歴史館の田村主任学芸員

国立ハンセン病資料館の黒尾学芸部長のレクチャー

会場内の風景

中村哲医師による講演

各国の回復者によるパネルディスカッション

2日目、中締めの挨拶で「こみょたん」を紹介する邑久光明園の屋会長