2018年3月28日

2018/3/28 アメリカ国立公文書館で資料調査を行いました

 アメリカでの資料調査の中で、ワシントンDCに本部のあるアメリカ公文書記録管理局(通称:NARA、国立公文書館)の分館(通称:ARCHIVESⅡ、メリーランド州所在)に保存されている占領下の日本のハンセン病対策に関する古い文書(GHQ文書)を検索し、戦後日本を統治したGHQ民生局等の記録を発掘したことは、北原主任学芸員が今年2月に行ったアメリカでの資料調査を締めくくるものとなりました。GHQレポートを中心に、占領軍の日本のハンセン病対策に関する考え方や全国ハンセン病療養所の実態調査報告など、占領下の日本のハンセン病対策を知る上で貴重な資料となりました。また、ARCHIVESⅡの担当者のご尽力により占領中に米軍が撮影した重監房を含む楽泉園の写真(空中写真)のオリジナル・ネガフィルムロールも冷凍保存しているカリフォルニア州サンフランシスコの分館から空輸で取り寄せてもらい閲覧することができました。

アメリカ公文書館のARCHIVESⅡ

閲覧希望リストの作成

貸し出されたカート

群馬県関係のファイル

資料閲覧の様子

空中写真のオリジナルフィルム

フィルムロールの取り出し