2018年10月5日

2018/10/5 栗生楽泉園で青年会館の保存修復が始まりました

 このたび、「国は、各ハンセン病療養所の歴史的建造物・史跡等の修復保存にあたり、緊急の取組として平成26年度時点における補修の優先度が高い建造物・史跡等について、平成27年度から3年以内を目途にした補修完了を達成できるよう、できるだけ努力する。」という主旨の平成26年度ハンセン病問題対策協議会での確認事項に基づき、国立療養所栗生楽泉園内にある歴史的建造物で補修対象となっていた「青年会館(旧・栗生会館)」の工事が始まりました。青年会館は、昭和7年に建てられた栗生楽泉園内に現存する最も古い歴史的建造物で、当時は入所者の娯楽室等として利用されていました。これは、「各療養所の歴史的建物・資料の保存については、国の責任で行うこと。」とする平成20年度ハンセン病問題対策協議会の確認事項に沿った措置で、「国立療養所栗生楽泉園青年会館補修工事」の名称で平成30年12月28日までの完了を目指しているそうです。

保存修復が始まった青年会館