2019年3月16日 採集資料の検討会を行いました

　栗生楽泉園の歴史的建造物である青年会館の補修工事に伴って採集された資料の検討会を行いました。青年会館の床下から採集された陶磁器や硝子瓶について当館および栗生楽泉園社会交流会館の学芸員が合同で展示公開に向けた検討をしました。ハンセン病療養所など近現代の遺物の分類は事例が少ないため、統一的な指針が定まっていない部分も多く、年代や生産地の評価とともに使用形態に関する状況証拠の掘り起こしについても議論しました。

往時の姿に修復された青年会館

近現代の資料検討

採集資料の年代確認

採集資料の生産地の特定