2016年10月1日

2016/10/01 栗生楽泉園の社会交流会館展示室がリニューアルされました

 当館に隣接する国立療養所栗生楽泉園では、このたび社会交流会館の展示室をリニューアルしました。療養所が開設される以前から草津温泉にあったハンセン病者の集落「湯之澤部落」の歴史から、現在に至るまでの栗生楽泉園での療養生活を時系列的に整理し直した展示になり、より解りやすくなりました。リニューアルにあたっては、栗生楽泉園入所者自治会と福祉課を中心とした園当局が協力して資料整理にあたり、当館学芸員もお手伝いさせていただきました。湯之澤から楽泉園に至る入所者の皆様の療養生活の歴史を、重監房(特別病室)の歴史検証を行う当館の展示と併せてご覧いただくことで、ハンセン病問題についてより一層ご理解頂けることと思います。ご見学のお申し込みは、直接、国立療養所栗生楽泉園福祉課見学担当(0279-88-5999)あてにお願いいたします。詳しくは、国立療養所栗生楽泉園ホームページ「社会交流会館のご案内」http://www.nhds.go.jp/~kuriu/information_013.html をご覧下さい。(注・当館では栗生楽泉園の見学は受け付けておりません。)

1、リニューアルされた展示室

2、10坪住宅の居室再現展示

3、開園前の湯之澤の歴史コーナー

4、患者作業の展示

5、入所者の作品コーナー

6、赤松の木の引湯管と内務省の標識