2017年6月17日

2017/06/17 学会発表しました

 6月9日から10日にかけて熊本県の国立療養所菊池恵楓園で開催された第90回日本ハンセン病学会総会・学術大会に参加しました。当館からは北原主任学芸員が重監房跡地から確認されたらい菌DNAの解析結果や新発見の写真について発表し、柏木学芸員はハンセン病に対する偏見・差別の文化的要因について発表しました。国立ハンセン病資料館の黒尾学芸部長から多磨全生園の土塁の発掘調査に関する報告があったほか、菊池恵楓園社会交流会館の原田学芸員や栗生楽泉園の小林医療社会事業専門員からも各々の社会交流会館による研究成果の発表がありました。また、2日目の Dr. Marivic F. Balagon (フィリピン) の特別講演では、当館運営委員会の松岡委員が座長を務めました。

1.会場となった菊池恵楓園の恵楓会館

2.質疑に答える当館の柏木学芸員