2018年8月7日

2018/8/7 ボランティアガイドによるウォーキング・ツアーを実施しています

 平成30年8月4日(土)から、ウォーキング・ツアー「初めてのハンセン病史 –もうひとつの草津温泉-」が始まりました。この催しは8月26日(日)まで、毎週1回実施します。完全予約制ですが、おかげさまで全ての回で募集定員に達しました。イベント初日となった4日は晴天に恵まれ、11名の方が参加されました。一行は当館ボランティアガイドの案内で午前10時に草津温泉バスターミナルを出発し、午前中は旧湯之澤地区やリーかあさま記念館、マーガレット館などに立ち寄りました。午後は、八十八ヶ所、湯之澤共同墓地、リー女史墓所などを巡り、現在は栗生楽泉園の官舎地区となっている三上千代が開いた私設療養所の鈴蘭園跡を経て未感染児童のいた旧保育所跡を見て回りました。最後に当館で湯之澤での生活経験を持つ入所者の中村教良さんと懇談しました。徒歩での5時間近い歴史探訪でしたが、炎天下にもかかわらず参加者の皆さんはこまめに水分補給しながら全行程を踏破し、ボランティアガイドの説明に熱心に耳を傾けていました。

リー女史墓所にて

三上千代の鈴蘭園跡(官舎地区)を行く

かつて職員の通勤にも利用された温泉道を歩く

旧保育所跡を見る一行

湯之澤での生活経験を持つ入所者との対談