イベント詳細
2014.05.12
2014年度特別企画展のご案内
※イベントは終了いたしました
林志明 作品展 -中国ハンセン病回復者の書画活動-
林志明さんは、1929年、広東省南部の貧しい農家に生まれました。8歳の時にハンセン病と診断され、1951年に広東省
1961年、32歳で病気の治癒とともに社会復帰したのですが、数年後、ハンセン病回復者であることを理由に職を追われてしまいます。その後は路上で自作の書を売って生計を立てなければならず、偏見の強い社会の中で苦難の連続でした。そうした生活の中で書画活動だけではなく、ハンセン病患者・回復者の境遇を広く伝えるための執筆活動を続けました。
また林さんは、1996年に設立された回復者支援組織である広東省
絵を描くことは林さんにとって心の慰めであり、自分自身の生きた証をのこすことだといいます。本展覧会では、林さんが苦難の中でも自身の生きた証をのこすために丹精こめて描いた牡丹や鳥、虎などの中国画や書作品22点をご紹介いたします。
本展覧会を通して、中国のハンセン病患者・回復者への皆さまの関心が高まることを望みます。多くの皆さまのご来場をお待ちしております。
※会期中、一部展示替えがございます。ご了承ください。
開催概要
【会期】
2014(平成26)年4月5日(土) から 5月11日(日)
【休館日】
4月7日(月)、14日(月)、21日(月)、28日(月)、30(水)、5月7日(水)
【会場】
当館1階ギャラリー
【開館時間】
午前9時30分 から 午後4時30分(入館は午後4時まで)・入場料無料
【後援】
中華人民共和国駐日本国大使館文化部
【協力】
(公財)笹川記念保健協力財団、広東省漢達康福協会、NPO法人「家-JIA-」
林志明作品展 (Lin Zhi Ming Exhibition) |
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老幼一塘(2011年) |
林志明さん |
二月春正好(2012年) |
臥薪(2011年) |
深山裏的古寺人家(2013年) |
春暁(2011年) |
講演会
「私と書画活動」【逐次通訳】
中国から林志明さんをお招きし、これまで行ってきたハンセン病患者・回復者の実情を伝えるための活動や、ご自身の人生について、また現在取り組んでいる書画活動への思いについてお話していただきました。
【日時】
2014(平成26)年4月5日(土)13時30分 から 15時30分(開場 13時)
【会場】
国立ハンセン病資料館 映像ホール
※入場無料。定員150人(当日先着順・事前申込不要)
講演会「沖縄愛楽園の不自由者棟」
4月5日(土)午前10時30分より、「林志明作品展」開会テープカットが行われ、午後13時30分より、林志明 さんによる講演会「私と書画活動」が開催され大勢の方々にご参加いただきました。
こちらから企画展のちらしをダウンロードできます。(PDF:746KB)