イベント詳細
2009.12.20
2009年度企画展のご案内
※イベントは終了いたしました
公立療養所写真パネル展
今年は国の政策としてハンセン病療養所が設置されてから100年になります。1907年、「癩予防ニ関スル件」により、国の政策として癩対策が始められ、1909年には全国5カ所に公立療養所が設立されましたが、療養所は、療養よりも隔離を優先させた場所でした。また、当時ハンセン病は「らい」と呼ばれ、この病であるとの診断を「らいの宣告」とも言いました。そのため患者・回復者にとって、療養所設立後のあゆみは決して平穏なものではありませんでした。
当館では、公立療養所が設立されて100年という節目の年を迎え、「隔離の百年-公立癩療養所の誕生展」(7月25日から12月20日開催)と題し、5カ所の設立背景および療養所設置の経緯、地域の反応などについてご紹介いたします。
なおこれに先立ち、療養所のあゆみを写真でたどるプレ企画展「公立療養所写真パネル展」を開催いたします。
生活や年中行事、患者運動、文化活動などの様子、さらにそれらの写真から垣間見える5つの療養所それぞれの特徴をご覧ください。
本展覧会が、改めてハンセン病患者・回復者の苦難の歴史について考える場となれば幸いです。
「公立療養所写真パネル展」会期のご案内
第1回「松丘保養園のあゆみ」
2009年4月14日(火)から 4月26日(日)
第2回「多磨全生園のあゆみ」
2009年4月28日(火)から 5月10日(日)
第3回「邑久光明園のあゆみ」
2009年5月19日(火)から 5月31日(日)
第4回「大島青松園のあゆみ」
2009年6月2日(火)から 6月14日(日)
第5回「菊池恵楓園のあゆみ」
2009年6月16日(火)から 6月28日(日)