イベント詳細

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2022.10.20

【開催報告】第5回オンラインミュージアムトーク2022/
松丘保養園のあゆみ ※イベントは終了いたしました。

松丘保養園のあゆみ 当日の記録をYouTubeでご覧いただけます。

講師 澤田 大介 (さわだ だいすけ 松丘保養園社会交流会館学芸員)

青森県青森市にある国立療養所松丘保養園(国立ハンセン病療養所)は、1909年に前身の第二区療養所北部保養院が設立されて今年で創立113年目を数えます。本オンラインミュージアムトークでは、松丘保養園の歩みやここでの生活、文化、文芸などを様々なエピソードをまじえてご紹介します。あわせて、園内の様子や四季の移ろいもご紹介します。

開催概要

2022年11月19日(土)14時 から 15時30分(予定)zoom配信

事前申し込み制 : 定員100人(申込先着順)

参加申し込み受付期間
2022年8月27日(土)10時 から 11月18日(金)17時まで(定員に達し次第締め切ります)

イベント当日の受付開始 13時45分

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ミュージアムトーク2022の告知PDFはこちら

 

松丘保養園のあゆみ 開催報告

講師 澤田大介(さわだ だいすけ 松丘保養園社会交流会館学芸員)

青森県青森市にある日本最北端の療養所、松丘保養園の歩みについてうかがいました。設立時における土地の誘致競争に始まり、前身の第二区療養所北部保養院時代と隔離の過酷さを伝える入所者の聞き書き、プロミン導入以前の医療のあり様については中條資俊園長が研究したTRについて、短歌活動については滝田十和男の歌が起こした論争についてなど、様々な角度で解説していただきました。
また事前収録による動画では、園内の史跡や自然の様子を見ることも出来ました。
参加者からは多くの質問が寄せられ、特に園の立地、芸術活動、宗教施設などに関する関心の深さを伺い知ることが出来ました。
アンケート等でいただいたご意見を活かし、今後もハンセン病問題についてさまざまな切り口からトークをお届けしてまいります。

アンケートより

  • 松丘保養園の成立にかかわる詳細な説明をしていただき、理解が深まりました。
  • この状況下で保養園・社会交流会館への訪問が難しい中、園内の案内を映像でしていただき、たいへんありがたかったです。
  • 近くにあるのに療養所の存在を、知らない人も多いので、立地から教えてもらえてわかりやすかった。現在学芸員資格の勉強をしているので、「4年間でミュージアムトークができるまでになります」という冒頭のご挨拶にも親近感が持てました。ありがとうございました。
  • 講師の澤田学芸員さんの実直そうなお人柄が伝わってくるようでした。今まで松丘保養園について成り立ちや当時起きていたことなどを知る機会がなかったため、大変勉強になりました。個人的には2018年に交流会館が出来たばかりの頃、お伺いしたことがあったのですが、その時だけでは知りえない松丘の歴史があり、改めていつか行きたいと思いました。
  • 歴史的な設置経緯、そして現在の建物の配置にかかわる背景部分のていねいな地図付き説明が非常に興味深かったです。 (略)また四季折々の園内の動画紹介も新鮮ですてきでした。

…ほか多数のご回答をいただいております。ありがとうございました。

開催の様子

 

≪お問い合わせ≫
国立ハンセン病資料館 ミュージアムトーク担当 mt@nhdm.jp