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2025.02.20

ギャラリー展「桜を植えた人びと -多磨全生園70年の桜並木-」開催

ハンセン病療養所多磨全生園の桜をとりあげた初のギャラリー展です
70年の桜並木に込められた想いを伝える写真と作品が一堂に

桜の名所として知られる多磨全生園の桜並木は、70年前に入所者がその手で植え、今日まで大切に守り育ててきたものです。この桜並木には、かつて柊の垣根で閉ざされていたこの地に多くの人が訪れ、桜とともに自分たちの歴史を受け継いでほしいという入所者の想いが込められています。
本展では70年目の春に合わせ、桜並木の歴史を伝える写真や、入所者の桜への想いが込められた絵画・陶芸・詩歌など約25点をご紹介します。
また当館2階には、隣接する多磨全生園の桜並木を一望できる展望窓があります。花を愛でながら、その桜を植えた人びとに想いをめぐらせていただければ幸いです。


チラシのダウンロードはこちらから

 



上段
・道を造る入所者 1955年
・飯川春乃 詩「桜」2003年より抜粋
中段
・新しい道に植えられた桜の苗木 1955年
・お花見風景 2015年
下段
・藤田四朗 陶板「桜」
・富山秀伯 「桜灰釉コーヒーカップ」

 

開催概要

【会期】
2025年3月20日(木・祝)~4月13日(日)
9時30分~16時30分(入場は16時まで)

【休館日】
月曜および「国民の祝日」の翌日(月曜が祝日の場合は開館)

【場所】
国立ハンセン病資料館 1階 ギャラリー 入館無料

【後援】
東村山市

【協力】
多磨全生園、多磨全生園入所者自治会

 

ギャラリートーク開催

3月29日(土)13時から約30分間、担当者が展示についてお話しします。予約不要。

「桜のしおり」をプレゼント

多磨全生園の入所者が桜への想いを綴った短歌・俳句のしおりです。桜葉染めのヒモ付。

図書室でミニ展示を同時開催、映画『あん』などを紹介

多磨全生園の桜と森をテーマにしたミニ展示を当館図書室で同時開催。
関連書籍を手に取ってご覧いただけます。DVDの視聴もできます。

展望窓からの桜並木もみどころ

当館2階展示室には、多磨全生園の桜並木を一望できる展望窓がございます。(エレベーターあり)


当館展示室展望窓からの桜並木

多磨全生園とは・・・

当館に隣接した、東村山市にある国立ハンセン病療養所です。近代以降の誤った国の隔離政策により、ハンセン病の患者、回復者およびその家族は人権を侵害され、偏見差別にさらされました。多磨全生園には現在約90名の回復者が暮らしています。ハンセン病をテーマにした河瀨直美監督の映画『あん』(2015年)では、この桜並木が舞台になりました。

 

≪お問い合わせ≫
国立ハンセン病資料館 事業部事業課
〒189-0002 東京都東村山市青葉町4-1-13
TEL: 042-396-2909