- ハンセン病は、1947年に「プロミン」という薬が使えるようになるまで、治らない病気だと思われていました。ハンセン病と診断された患者さんやその家族は、大きなショックを受けました。
- この病気になると患者さんも、その家族も、はげしい差別を受けたので、家族の人たちは、近所の人に知られないように、患者さんを家から追い出したり、見つからないよう隠したりしました。
- それでも、お医者さんや役場の人が「怖い伝染病だから早く療養所に行け」と何度も言ってくるので、近所の人に気づかれて、患者さんは家にいられなくなりました。
- 患者さんは、療養所には行きたくないけれど、家族に悲しい思いをさせられないし、迷惑をかけたくないと、仕方なく入所しました。
- 家で療養できるのに、むりやり療養所へ連れて行かれた人もいました。