- 療養所での生活は自由のない、きびしいものでした。
- 入所すると、まず服や持ち物を取り上げられて、自分は消毒液を混ぜたお風呂に入らなければなりませんでした。
- そのあいだに、持ち物は全部調べられて、消毒されました。
- お風呂から出ると、決められた色・もようの着物や、誰かが使っていた食器などをわたされました。家族が差別にさらされないように、名前を変えさせられることもありました。
- 療養所から逃げ出さないように、持ってきたお金はとりあげられ、「園内通用券」と呼ばれる、療養所の中でしか使えないお金に変えさせられました。
- 部屋は、何人かが一緒に住む雑居で、性別や年齢、病気の進みぐあいなどによって分けられていました。